母逝く!!
母が逝きました。
応援してくださった皆様本当に、本当にありがとうございました。
昨日、夕方5時に静かに息を引き取りました。
やっと穏やかな顔になりました。
今朝、朝顔も母の死を悼んで最高の10輪も咲きました。
「お母さん、今日は10輪も咲いたよ!!」
今、涙が止まりません
今まで、本当に、!本当に!本当に!
ありがとうございました!!!
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母が逝きました。
応援してくださった皆様本当に、本当にありがとうございました。
昨日、夕方5時に静かに息を引き取りました。
やっと穏やかな顔になりました。
今朝、朝顔も母の死を悼んで最高の10輪も咲きました。
「お母さん、今日は10輪も咲いたよ!!」
今、涙が止まりません
今まで、本当に、!本当に!本当に!
ありがとうございました!!!
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9月5日の朝顔。3輪咲く。バッタ君はいなくなってしまったようだ。朝7時前撮影。3+4+2+5+2+4+2+4+3+3+3+3=38、計38輪咲く。
兄弟仲良く並んで咲いた。それを優しく見守る母といったところか。
昨日は3輪だったが、母のことを思ってか今日は6輪咲いた。今までで一番多い。雨もふりだしてきた。
昨日主治医の先生に母の状態のことを聞かされた。
赤血球、白血球、血小板が入院したときより、異常に減っている。その回復の為の薬の投与をしているが、高齢ということもあり、非常に難しいとのこと、その覚悟をして置いてくださいと言われた。
いつかは、誰しも迎える時が近づいたと思った。
その後、母のところへ戻る。
手を握ると握り返してくる!
母の手が暖かい!!本当に暖かい!!!
涙が止まらなくなる!時々襲ってくる痛みに耐えている!!
面会時間の8時までいた。
「お母さん、ごめんね、もう時間だから、帰るよ、また、明日来るからね」
「・・・・・・・!」ちょっと強く私の手を握り返してきた。
また、涙が出てきた。握り返した手をそっと離し、
「おやすみ、また明日くるからね」と言って、病室を出た。
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今書き終え、病院に行く準備をする。11時22分。
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9月4日の朝顔。3輪咲く。バッタ君不明。寂しい!朝8時15分頃撮影。3+4+2+5+2+4+2+4+3+3+3=35、計35輪。
左から、母、妹、私に例えてみる。
朝顔日記 : 今日は三輪咲いた。それぞれ個性がある!
母:一番目立つ所で、のびのびと咲いた!ミス朝顔!!
妹:地面近くでピンク(名前?)と競って開いた!
私:ツツジに邪魔(介助したが駄目)されて中途半端!
総評:僅かな間しか咲かない花にも個性があり、捨てがたい!
母は今一番辛いから、のびのびとしさせてやりたい!
妹は文句も言うけどよくやってくれている。ありがたい!
私は今まで好き勝手にやってきて、母に迷惑をかけたから、バチが当たった!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
病院に行ったら、妹が来ていた。
母の具合、あまりよくない。口専用のクリームで口が渇かないようにそして、口の中を綺麗にしてくれるのはありがたいが、その為に血が出てしまう。可哀想で痛々しい!
それが乾くからまたクリームで拭き取る。妹とも話しているのだが、無理して拭き取らなくても良いのではないかと思う。看護士さんはその辺が分かっていると思うのだが、このところ毎日血が固まりこびりついているのだ。これは本来の悪い所とは関係ないから、今一納得行かない。それを遠まわしに言ったら、専門の先生に診てもらうようなことを言っていたのにどうなっているのだろうかと思う。
私が行ったら、母は個室に移されていた。妹が、今ちょっと前にここに移動してきた来たと言う。感染予防の為らしい。入るときはマスクと手袋をしなければいけないようだ。多分口から血が出てるからだと思うが、始めは血が出ていなかった。病院で拭き始めてからこうなったのだ。何か納得しにくい。
確かに最初は、口の中が乾き、唾液が乾いて上アゴや、下にこびり付いていた。それを取る時に様子をみながらそうっと無理をしないで取れば問題なかったように思う。
母が一番辛い思いをしているから可哀想だ!
病院は治すところなのにと思う。家族は辛い!!
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9月3日の朝顔。3輪咲く。内1輪にバッタ君。嬉しい!朝8時頃撮影。3+4+2+5+2+4+2+4+3+3=32、計32輪。
寂しい、朝飯の支度をする。作る楽しみがないから、余計に侘しくなる。母がいれば、ちょっとは作る気も起きるのだが、仕方なしに作っているのだ。料理の本があるが見て作るのも面倒なのだ。作るのが好きな人が羨ましい。
大根、ナス、しいたけを洗い、味噌汁具にする。味噌汁がないと寂しいので、面倒くさくても大抵作る。シャケを焼き、後はシラスのの残り。梅干。ご飯は前の日にタイマーでセットしてあるからたけている。
寂しいのでテレビをつける。最近はテレビもあまり見なくなった。味噌汁もでき、シャケも焼けたので食べ始める。味噌汁はまあまあの味。
梅干は、母が漬けた物だ。今まであまり食べなかったが、この所毎日食べている。梅干は売っているのよりしょっぱいけれど母の方がおいしい。だから、あまり買ったことがない。
母の梅干は梅とシソと塩だけのシンプルな味だ。もうお袋の味はこれだけだ。この梅干は13年前に漬けたのだ。普通でいったら絶対に食べられないだろう。感謝しながら食べている。
梅干に調味料を振り、お醤油を少しかけると、ごはんが進む。
母が梅干を二階のベランダに新聞紙をしいて大事そうに面倒を見ていた姿を思い出す。二階にいると梅干臭かった。その母の姿と匂いは今凄く懐かしい。
今私は母に感謝しながら、毎日食べている。
お袋の味、梅干!感謝!感謝!幸せなり!!
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9月1日の朝顔。4輪咲く。内1輪にバッタ。今日も美味しそうに食べている。いつものより小さいので、新顔のような気がする。3+4+2+5+2+4+2+4=26、計26輪。(8月25より咲き始める)
朝顔は本日は咲いているところへ雨が降ってきた。8時50分ごろ撮影。バッタ君、最初は葉っぱを食べていたが、花の所へのこのこやってきて食べ始めた。やっぱり花の方がおいしいのだろう。
「いっぱい食べて、大きくなれよ!」
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今日から9月になった。
母は再入院したのが先月の8月15日だから、今日で18日になる。私は毎日通っている訳だが、もう、そんなに通っているのかと考えてしまった。一週間のたつのも早く感じられる。明日はもう土曜日だ。つい2,3日前だったような気がする。
今日は3時から、私と妹と病院相談員の方とケアマネさんで、今後の母のことについて話し合う予定。良い方向に行けばと思う。
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実は、この続きを書く予定だったが、夜パソコンが立ち上がったが、インターネットに接続できなくなってしまった。今日、ブロバイダーとやっと連絡が取れ、接続出来る様になった。
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9月2日の朝顔。3輪咲く。本日バッタは見当たらなかった。寂しい。朝6時前撮影。3+4+2+5+2+4+2+4+3=29、計29輪。
心なしかいつもより綺麗に感じた!
「おーい、バッタくーん!おいしい朝ごはんだよー」
母に遠慮したのだろうか。
見ていたら母が入院する前、時々じっと悲しい目で私を見つめる顔を思い出した。あの時母は何を思っていたのだろう。
今、朝顔を見つめているというより、見つめれれている気がした。
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昨日、病院で上の4人で話し合った。
辛いが、そうするしかないと思った。母は今の状態では口から物を食べられない。点滴だけでは体力の回復が得られない。回復の為には‘いろう’という簡単な手術が必要みたいなのだ。後から看護士さんが入ってこられて、‘その手術で元気になり、口から食べられるようになった人もいる’ということも話していただいた。母は今までありがたいことに骨折も手術も一度も経験なしできた。しかし簡単な手術とは言え、初めてだし、高齢だということもあるので、できることなら避けたかったが、妹も、母にとっての今できる最良の方法として、‘いろう’の手術に承諾した。後はそれができるかどうかの母の状態待ちということになった。
「お母さん、こんなことになったのは、元はといえば俺のような気がする。許してな、ゴメンな」
兎に角、決断した!!
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31日の朝顔。2輪咲く。内1輪にバッタが。今日も美味しそうに食べている。3+4+2+5+2+4+2=22、計22輪。
写1:「それなり咲くことができた、ウレシイ!」(朝顔の気持)
写2:「アサガオ、おいしいよ」(母の気持になって)
写3:「ああ、おいしかった、満足、満足」(母の気持)
「お母さん、今日もいっぱい食べてくれてありがとう!明日もいっぱい食べてよ!!」
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母の所へ今日も行く!
小さな期待に胸膨らませて!!
追伸
病院に行ったら、ドキッとした!
酸素吸入をやっているみたいになっていたからだ。そしてベッドの横には手術室に行く為かストレッチャーまで置いてあったからだ。口の中を見たら血の汚れがあるし、どうしたんだろう?、食道のただれたとこらから大量の出血があったのだろか?
母に「お母さん、痛い?」
「痛くないよ」と言う。
とは言うものの不安が増してくる。暫くしたら看護助士さん(看護士さんと看護助士さんは作業着の色で分けている)が入ってきたので聞いてみた。
「分からないとビックリしちゃいますよね。酸素マスクではなくて、ネブライザーといって痰が絡まないように薬を食道に送っているんですよ」と笑いながら説明してくれた。
「あ、そうだったんですか。それを聞いてホッとしました。ストレッチャーまであったから手術をしなければならなくなったかと思ってドキドキしました」
「そうですよね。ご家族にしたら心配になってしまいますよね。でもストレッチャーが何であるのかしら?」
その原因は直ぐ分かった。直後に看護士さんが二人入ってきて、
「○○さん、シャワーをしましょうね」だった。納得。
考えてみたら5日の日に病院でシャワーをしてから一度もシャワーをしてないのだ。
「お母さんシャワーだってさ、良かったね!」
「うん」
シャワー室へストレッチャーで運ばれていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「サッパリした?」
「うん」
暫く話したり、‘しりとり’をやっているうちに気持よさそうに寝てしまった。
ちょっと良い気分になる!
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30日の朝顔。4輪咲く。内2輪にバッタが。バッタ2匹の兄弟。3+4+2+5+2+4=20、計20輪。
バッタは今日もいた。しかも2匹もだ!。朝顔の花は柔らかくて美味しいのだろう。今日は4輪咲いた。葉っぱを食べたのも彼等達かもしれない。
「君たちが食べたいのならいくらたべてもいいよ。母の代わりに食べてくれていると思うから、許してあげる。いっぱい食べて大きくなってね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昼過ぎに母の所へ行こうと思ったが、眠くたくてどうしようもないので、布団を敷き暫くねた。やっと起きたが2時少し前。体がだるい。昼食をし出ようとしたら、小雨が降っていた。
小雨の中母の所へいった。今日は私も体がだるいので、病院についても横になりたくなる。母に声をかけるが眠たそうだ。
暫くしたら、看護士さんが尿のチェックに来た。そこで分かったのだが、今日は再入院してから初めて、午前中2時間ほど車椅子でいたそうだ。それで母は疲れて眠いようだ。
「妹さんが午前中にいらっしゃって車椅子で移動したり、しりとりをなさっていましたよ」
「あ、そうだったんですか。嬉しいです!、昼間少しでも体を起こしていてくれると」
少しだけでもそういうことがあっただけでも嬉しい!!
少しでも刺激を与えたい!
明日も車椅子で散歩してくれると良いな!!
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29日は二輪咲く。一輪は無傷、もう一輪は、バッタの餌となる。3枚目の写真は食べられた状況が進んだもの。3+4+2+5+2=16、計16輪咲く。
朝起きて写真を撮ろうとしたら、二輪咲いていた。昨日は五輪咲いたが、残念ながら気温が低かった為か全部完全に開かないで萎んでしまった。ある程度温度が必要なのかと思った。
今日は咲いてくれてホッとしたが、そのうち一輪はよく見たら、バッタ(名前が分かりません)が花を食べていた。美味しそうに一生懸命に食べているではないか!見ているうちにそのバッタが母に思えてきた。それは私が母にあんなふうにいっぱい食べてもらいたい願望がそう思わせたのだ。本当によく食べている!
「お母さん、美味しそうだね、いっぱい食べていいよ!」と小さな声で言ってみる。
新鮮な朝顔の花びらをバッタは黙々と食べている。母の気持に代えてみる
「おいしいよ、おいしいからいっぱい食べるよ」
「そうだよいっぱい食べて、元気になってよ」
「うん」
バッタはやっとお腹がいっぱいになって、のこのことツルを登っていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
病院に行ったら、鼻から管が入ってないせいか、母は楽そうな表情だった。今日は吐いた様子は無かったが口の中が血の汚れがあった。痛々しい!口の中が乾いて切れて血がにじんでしまったのだ。専用のクリームを塗ってやる。後から看護士さんが来て、吸出しと口の中の汚れを取りクリームを塗ってくれる。吸出しはかなり苦しがり見ていて辛い。口の中は綺麗になった。クリームを塗って渇きを抑えていくからそこだけは良くなるだろう。
昨日も今日も比較的母はよく喋ってくれる、痛い痛い言いながらも。痛いと言ったところを順番にさすってやる。それぐらいしかできない。
そんな中でも母は意識はしないのだろうが、面白いことを言う。昨日、私が行く前に妹が先に来ていたのだが、こんなことを言ったそうだ。
妹が順番に右足は?、左足は?、右手は?、左手は?、胸は?、お腹は?、と聞いていったら、みんな痛いと言う。最後に頭は?と聞いたら、
「頭はカラッポだから痛くない!」と言ったそうだ。
妹は大笑いしたそうだ。それを聞いて私も吹き出す。
頭はカラッポだと痛くないのか!!発見!!!
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8月27日に咲いた、2輪の内の一つ。 朝顔は毎日咲き、毎日しぼむ。面白い花だ。 似ているようでもどこかそれぞれに顔が違う。 今日は薄日がさしたところで撮った。咲いた朝顔トータル3+4+2=9、9輪咲いた。シャレで毎日咲いた数とトータル書いてみようと思う。
朝顔という花は面白い花だ。朝咲いて昼ごろには大抵萎んでいる。一日のそれも朝だけの可憐な花だ。そして、次の日は別の兄弟がバトンを受けて咲く。だから毎日、今日の咲きたての花をみることができる。嬉しい!今日の花を見逃したら、その花を二度と見ることができない。‘花の命は短い’というが朝顔は正にその代表だろう。私は植物に詳しい訳ではないから、間違ったことを書いているかもしれない。‘ど素人の花好き‘と思っていただければ幸いです。
我が家のは5,6センチの小ぶり地味なタイプだ。派手でないところが気に入った。今の母とか私の気持になって咲いてくれているようで気持が安らぐ。派手で大ぶりの花だったらそれは美しくて綺麗で素晴らしいだろうが、今の心境では圧倒されて余計に落ち込みそうだ。種類は分からないけど、私の気持に近い咲き方が妙にいとおしい。
早朝ひっそりと咲き、‘あ、きれいだな’と見てもらったら、それで、朝顔は満足なのだろう。一番いいところを見せ終えたら、静かにしぼむ。そんな朝顔にどこか惹かれる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
母の具合あまりよくない。
それでも今日は、先に来ていた妹と、母と‘しりとり’をしたり、歌を歌ったそうだ。歌は近頃よく歌う、‘岸壁の母’だろう。か細い声でこぶしを少し回しながら歌ったのだろう。私も聞きたかった。
そんな母の姿と、青い可憐な朝顔が重なる!
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母の病院に行く途中でふと思う。毎日(12日目)病院へ通っている訳だが、何のために病院に通っているのか分からなくなってくる。母の顔を見て少しだけ話をして30分から1時間ぐらいで帰ってくる。その話もあまり思いっきりできない。ほかの患者さんの手前があるからだ。
昨日、母は吐いたそうだ。水が溜まってそれにそれに胃の入り口の所のただれたところからのにじみ出た出血が混じり、茶色っぽい液がビニールの袋にかなり溜まっていた。鼻から管を通して吸い出しているのだそうだ。看護士さんの説明では、今は管が透明だから出血はしてないと思いますとのこと。‘水が溜まって’ということだが、私は鼻汁が溜まったのだと思う。母は家にいた時にかなり沢山の鼻が出たからだ。そんなに水分を取らない時でもよく鼻をかんでいた。昨日初めて母が鼻から管を入れられているのを見たときはちょっとショックだった。
今日は病室に入ったら、機械が置いてあって鼻から管は入れられていた上に母の体から3本の線が出でいた。何があったんだろうと思い看護士さんに聞いたら、また今日も吐いたそうだ。体から出ている線は心電図を測定しているとのこと。それをナースステーションで監視しているそうだ。良くなるどころか、不安なことが増えてくる。
母は珍しく(本当に珍しい)目を開けていた。じっと天井を見ている。
「お母さん、気持が悪いとか、どっか痛い?」
「今は何ともないよ」
「今日も吐いたんだって?」
「そんなこと分かんないよ」。覚えてないのだ。
そんなことを話している間、3つあるベッドの一つを看護助士さんがベッドメーキングをしている。今週入院をした50代ぐらいの人だが、退院したようだ。腸から出血したとご本にから聞いたけど治ってないと思うから、他の病院へ移ったのではないかと思う。もう一人の方は先日分かったのだが詩吟が好きな方で、徘徊癖があるみたいで、よく車椅子に乗せられて、ナースステーションにいる。看護士さんもその方が安心なのだろう。今日は珍しくベッドで横になっている。
私が「今日は」と頭を下げると、顔だけで頷いた。
タオルケット少しめくり母の手を触ってみる。いつもより冷たくない。少しむくみがあるようだ。爪を見て思い出した。今日は爪切りを持ってきたのだ。
「そうだ、お母さん、今日は爪切りを持ってきたから、切るから手を動かさないで」
「うん」
何とか切り終える。
「終わったよ」
「うん」
暫くすると母の方から、
「爪はもういいの?」と言う。
「もう切ったよ」と言うのに、また暫くすると同じことを聞いてくる。すぐ忘れてしまうようだ。
ご近所のことや、朝顔が今日は4つも咲いた話などをしていたら、1時間がたっていた。3時半近くになっている。
「お母さん、じゃあ、そろそろ帰るよ。また明日来るからね」
「帰るって、ごたごた劇場のところ?」
思わず声に出して笑ってしまった。
「何!ごたごた劇場?ああそうだね。テーブルの上はごたごただから。だけど、‘劇場’は何なんだよ」
「いいの、あたしがそう思ったんだから」と澄ましている。
母独特の天然ユーモアが出た!!
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